開発のきっかけ
全国でも地下水の豊富な地域の一つとして数えられ、生活用水を100%地下水に頼っている熊本の水は「安全で美味しい水」というイメージが私にもありました。
その考えを改めるきっかけになったのは、ある方の紹介で「熊本の水を守る会の準備会」という団体に出会い、熊本、そして全国の井戸水・水道水の水質悪化の現状を知ったことでした。
自宅の井戸水の水質検査を行い、飲料不適の結果を受け、急いで水道水に切り替えたわけです
が、日本の水道水水質基準も欧米諸国に比べると低く、汚染物質も環境中に排出され水質悪化が進む現状です。決して熊本の水も安全でないことを知ったわけです。
それから、色々なメーカーの浄水器や整水器を購入することになり、浄水能力、浄水継続能カ、メンテナンス、イニシャルコスト、ランニングコストなど総合的に比較検討を重ねてきました。
ほとんどの浄水器が、浄水能力に欠け、能力に見合う価格ではないこと、また、整水器に関しては、原水浄化能カに欠け、特に電気分解方式は化学反応により異物の発生が考えられる点、また 全国的に問題になっている「硝酸性窒素」は、熊本の井戸水・水道水にも含まれているため、普通の浄水器では除去できず、フィルターの中に蓄積された上、短期間でそれが溶け出して原水(浄 水器を通過しない水)よりも高濃度の硝酸性窒素を飲用している場合が多く見受けられました。
結局、満足できる浄水器や整水器にめぐり合うことがありませんでした。
そのような中で、私は、逆浸透膜式浄水器とミネラル還元整水器の組み合わせにより、最高の浄水器が完成するのではと考え、平成12年から本格的に弊祉で開発に取り組んで参りました。
そして、このほど、ピュアウォーター「ガイトール」という屋外設置型の逆浸透膜式アルカリ還元浄水器が完成し、熊本・八代の地域での活躍が始まりました。